ヴァイオリニスト奥村智洋のブログ「こんな日々です」

音楽のこと・趣味の鉄道写真のこと・etc.

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9/27(土)銀座シェルマンSPコンサート→三越前クラフトビア 2014.9.30 

先週9月27日(土)は、銀座の蓄音器&SPレコード専門店「シェルマン」にて、毎月最終土曜日に開催されている・・・
午後2時から一時間ほどの、無料の「SPレコードコンサート」がありまして(^o^)

私はそれを聴きに、銀座まで足を運んできましたヽ(^。^)ノ↓
1シェルマン0927
蓄音器&SPレコード専門店 シェルマン

「シェルマン」の「SPレコードコンサート」ですが、通常は大体・・・
小品のSPレコードがかけられることが多いんですね。

ところが今回はなんと、この日(9/27)がちょうど誕生日であった(@_@)
ヴァイオリニストのジャック・ティボー氏にちなんで・・・

「ジャック・ティボー特集」として、プログラムが組まれておりまして↓
2プログラム0927
9月27日 第112回SPレコードコンサート ジャック・ティボー特集

ティボー(Vn)&コルトー(Pf)演奏による、ドビュッシー&フランクのヴァイオリンソナタという・・・
巨匠2人の演奏による“大曲の”SPレコードを、聴くことが出来たわけですね\(◎o◎)/!↓
3フランクジャケット0927
ティボー(Vn)&コルトー(Pf)の「フランク:ヴァイオリンソナタ」SPジャケット

4フランクレコード0927
ティボー(Vn)&コルトー(Pf)の「フランク:ヴァイオリンソナタ」SPレコード

いやぁ私は以前にも書きましたが、今年の6月19日に、或るお宅にて・・・

「史上最高とうたわれる蓄音器の名機『英HMV203』」+竹針でヾ(・∀・)ノ
ティボー&コルトーが演奏をする、「ショーソン:コンセール作品21」のSPレコードを、全4楽章聴かせてもらえるという・・・
この上ない機会を持つことが出来ました!ヽ(^o^)丿

そのSPレコードは「空前絶後」とでも表現出来るくらい・・・
ものすごい最高の演奏且つ、最高の録音だったわけです!!↓
http://tomoviolin.blog119.fc2.com/blog-entry-368.html(6月22日付記事)

↑の記事でも書きました通り(^.^)
ディボーによる「ショーソン:コンセール」の演奏は、この世のものとは思えないほどの・・・
美しい音、美しいフレーズ、自由自在な歌い回し、情熱、作品に対する深い愛情で(^o^)
全曲が貫かれておりまして!\(^o^)/

私はこのSPレコードが再生されていた間、30分強ほどはずっと、
「すごいなぁ~うまいまぁ~」
と連発して、呻き続けてしまいましたし(^^ゞ

全曲を最後まで聴き終わった後では、あまりに感動し過ぎて・・・
椅子ごと後ろにひっくり返って、泡を吹いて気絶しそうにもなりました!(*´д`*)

それで今回も
「もしかしたら『ドビュッシー&フランク』のほうも、『ショーソン:コンセール』と同レベルの、ものすごい演奏を期待出来るのではあるまいか?!」
と私は思いまして・・・

「シェルマン」に今回のコンサートを聴かせて欲しいと、予約の電話を入れた次第です(*^_^*)

さて今回のSPレコードコンサートですが・・・
私はフランクに申しますと(ダジャレ)(^^ゞ
フランクよりもドビュッシーの演奏の方が、深く感動しましたね!

クラシック音楽ファンの方には、改めて言うまでもありませんが(^^ゞ

ドビュッシーのヴァイオリンソナタは、彼の最晩年、死の直前に書かれたものなんですね。
そしてこの作品は、(ドビュッシーの作品としては)和声も比較的単純で、古典的な様式が採用されているにもかかわらず・・・
人生や宇宙の摂理を、全てに渡って俯瞰しているかのような(*_*)
深いメッセージが、全曲に渡って込められているわけです( ´ー`)

(このコンサートに居合わせた、SPレコードのコレクターの話によると)
ティボー&コルトー演奏によるドビュッシーのSP盤は、それ自体が非常にレアで・・・

巷ではほとんど出回っていないのだそうですが(@_@。

幸い今回聴かせてもらえたのは、フランスでプレスされたものだそうでして(^.^)
そのフランス盤はノイズも少なめで、盤質も非常に良好だったんですね(*^_^*)

そしてティボー&コルトーの演奏も、非の打ちどころがないほど見事なものでしたし・・・
「死の淵に立たされた、ドビュッシーの心情」が、痛いほど良く伝わって来るような(^o^)
たいへんな名演でした!

一方フランクのヴァイオリンソナタの方ですが、確かにこちらも・・・
素晴らしい演奏には、間違いありませんでした。

ですが楽章のなかで、盤面をひっくり返す際の繋ぎ目については・・・
毎回テンポが急変したりしてかなり不自然で、違和感を持たざるを得ませんでしたし(~o~)

今回使用されたフランクのSP盤は、イギリスでプレスされたものでしたが、ノイズは多めで・・・
盤質もドビュッシーと比べると、大分劣るものだったのは、残念でしたね(~_~)

フランクのヴァイオリンソナタが、終楽章まで全て再生され終わった後、また3時10分前だったということもあって・・・
最後に「アンコール」として(^o^)
ドビュッシーソナタの第三楽章の裏面に収録されていた、ドビュッシーの「ミンストレル」も聴かせてもらえました!↓
5ミンストレル0927
ドビュッシー:前奏曲集より「ミンストレル」 ティボー(Vn) コルトー(Pf)

ちなみに今回のコンサートで使用された蓄音器は、「英HMV202」でして↓
6HMV2020927.jpg
今回のコンサートで使用された蓄音器 HMV202

この↑HMV202に竹針が装着されて(^o^)
今回のコンサートは進行して行ったわけですね。

ですがコンサート開始直前までは、「HMV」ではなく・・・
「米クレデンザ」が使用される可能性もあったようなんですね!

最終的にはこの演奏が録音されたのは、ロンドン(ドビュッシー)とパリ(フランク)ですし、SP盤も仏盤(ドビュッシー)&英盤(フランク)ということで・・・
結局HMVのほうが選ばれたようですが。

いやぁもし「クレデンザ」で今回のSP盤が再生されたとしたら、一体どんな音が醸し出されたのでしょうかねぇ。
「さわりの一瞬だけでも、『クレデンザ』で聴いてみたかったなぁ」
とは、私は心から思ってしまいました!

さて私は今回の「SPレコードコンサート」が終わると・・・
銀座から北へ向かって、日本橋方面に歩いて行きました↓
7日本橋0927
日本橋

ちなみに私は日本史が大好きな人間ですから(^.^)

江戸時代長らく東海道の起点であった、ここ日本橋には、強い憧れを抱いているわけですが・・・

ここの上を横切っている、グロテスクな物体、ガッカリさせる建造物orz
これは一体なんなんでしょうねぇΣ(゚д゚ノ;)ノ

「高度経済成長」の名のもと、このような歴史上由緒正しき場所に、芸術性のかけらも人間の尊厳も何もない・・・
「首都高」などというおぞましきものを、平然とつくってしまうとはd(゚Д゚*)

これを「許されざる行為」と言わずして、何と言ったらよいのでしょうか???

私はこういった建造物を、平気で造ってしまうような人たち、すなわち「資本主義の上では金儲けのため何をやっても良い」と信じている・・・
「エコノミック・アニマル」
「金の亡者」
といった人種は、はっきり言って大っ嫌いですねぇΣ(゚д゚|||)

さて私は日本橋を通り越し、更に三越前まで行き・・・
「三越デパート」の真向かいのビルのテナントに入っている・・・
「クラフトビア マーケット 三越前店」に入店しました(^.^)↓
8クラフトビア―マーケット0927
クラフトビア マーケット 三越前店

私はここ↑で、「遅めの昼食」を摂ろうとしたわけです(*^_^*)

それに加えて私は、
「巨匠2人による『世紀の名演』を聴いた直後にアクセク練習するのは、『野暮』というものだし、自分は『江戸っ子』としてカッコよく生きるべきではないか」
と考えまして(^^ゞ
(本当は練習をサボりたいための、ただの言い訳ですが(^_^;))
ここで「クラフトビール」も注文してみることにした次第です!(* ̄0 ̄*)ノ

この日私が呑んだ地ビールは、以下の2種類でした↓
9インキーパービターラガー0927
アウトサイダー インキーパー・ビター・ラガー アルコール分6% 1パイント(473ml)780円(税込)

10パラドキシカルIPA0927
COEDO パラドキシカルIPA アルコール分7% 1パイント(473ml)780円(税込)

この店では、「お通し代」が別途300円かかるとはいえ・・・
地ビールの価格が1パイント=780円(税込)というのは、リーズナブルと言えましょう!(^.^)

一杯目の「アウトサイダー(山梨)」のビールですが、こちらは先日9月17日に荻窪「ターコイズ」にて、呑み損なってしまったばかりでしたから・・・
(種類が違うとはいえ(^^ゞ)
今回ここで再会出来たのは、嬉しかったですねぇ(^u^)

「インキーパー・ビター・ラガー」は、ドイツ産のアロマホップが使われているようです。
これは炭酸は少なめで、フレッシュかつ自然な麦芽の味わいがして、たいそう美味しかったですね!

二杯目の「COEDOビール(川越)」の「パラドキシカルIPA」の方は、「逆説的な」という名前が付けられている通り・・・
IPAとしてはクリア且つドライな仕上がりで、かなりユニークなものでしたね。

こちらのほうも、ハイレベルなビールだと思いました!

料理の方は、お通しも含めて3種をいただきました(^.^)↓
11お通し0927
お通し 300円(税込)

12ナッツ0927
ナッツ 300円(税込)

13フィッシュ南蛮0927
フィッシュ南蛮 980円(税込)

「フィッシュ南蛮」はボリューム満点でしたし(^o^)
ピンク色のタルタルソースが、非常に美味でしたね(*^_^*)

この分量と味で、税込980円というのは・・・
世知辛い今の社会においては、たいへんお値打ちと言えるのではないでしょうか!ヽ(^ω^)ノ

奥村智洋
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カテゴリ: 音楽のこと

[edit]

Posted on 2014/09/30 Tue. 22:17    TB: --    CM: 4

この記事に対するコメント

お疲れ様でした。
シェルマンのSPレコードコンサート、私は2回目でしたが、ティボー&コルトーが聴けてよかったです。ドビュッシーのヴァイオリンソナタは実は初めて聴きましたが、派手さはないけれど心を引きつける曲ですね。また聴いてみたいと思います。
「SPレコードと蓄音機」は奥が深そうで、興味深いです。しかし、蓄音機をおうちに置ける方はすごいですね。toto BIG 6億円が当たらない限り、絶対無理だ・・・

情緒のない建造物、残念ながら多いですねえ。私の前の職場のあったあたりでは、歴史のある煉瓦造りの建物が取り壊されて、その後にコンクリの打ちっぱなしの殺風景な建物が建設され、本当に残念でした。

クラフトビール、どちらも美味しそうですね。「アウトサイダー」は名前に心惹かれます(笑)。
COEDOビールは缶の「瑠璃」(ピルズナー)と「伽羅」(インディア・ペール・ラガー)というのは飲んだことがありますが、IPAビールもあるんですね。IPAビールにハマり始めているので、飲んでみたい気がします。
今日は仕事帰りに、前にも一度行った「SWANLAKE Pub Edo 代々木上原店」に行って来ました。「ホワイトスワンヴァイツェン」と「スワンレイクIPA」を飲んで満足・・・でした。平日あと一日をこれで乗り切れそうです(笑)。

URL | パオロロッシ #-

2014/10/03 00:04 * 編集 *

パオロロッシ様

コメント有難うございました。

> 「SPレコードと蓄音機」は奥が深そうで、興味深いです。しかし、蓄音機をおうちに置ける方はすごいですね。toto BIG 6億円が当たらない限り、絶対無理だ・・・

い、いや、蓄音器はそこまで高価ではないと、私は思うのですが(汗;)
流石に「HMV203」は一台500万円以上と目が飛び出る値段ですから、おいそれと手は出せませんが・・・
ほぼ同レベルのビクターの名機「クレデンザ」は、(それ程稀少性は無いということで)一台100万円くらいで購入出来ますよ。
そしてもっと小型のもので良ければ、一台20~30万円くらいで、十分立派な音質のものを購入することが可能です!
蓄音器の良いところは、LPプレーヤーやCDプレーヤーと違い、それ自体で完結していて・・・
アンプ、スピーカーやケーブルは、別途購入する必要が全くありませんし(^.^)
何よりも蓄音器を聴く分には、「電気代」も一切発生しないわけです(^o^)

実際私は今年初頭に、マランツのCDプレーヤーを35万円ほど出して購入しましたが・・・
――まぁこれは、選挙公約違反をしてまで消費税を値上げした、民主党や自民党へのあてつけで、消費税5%のうちに購入したわけですが(^^ゞ――
もし仮に、自分がバッハの無伴奏CDをリリースしていなかったとしたら・・・
恐らくCDプレーヤーではなく、蓄音器を購入していたでしょうね(^_^;)

> COEDOビールは缶の「瑠璃」(ピルズナー)と「伽羅」(インディア・ペール・ラガー)というのは飲んだことがありますが、IPAビールもあるんですね。

「パラドキシカルIPA」は、最近リリースされたばかりの「期間限定ビール」なんですね。
もしご興味ありましたら、お早めに飲んでみられることをお勧めします。
ちなみに今夜行った「高円寺 萬感」でも、このビールを樽生で提供していました(笑)

URL | Tomohiro OKUMURA #-

2014/10/05 00:35 * 編集 *

ご返信ありがとうございました。

蓄音機、本体価格だけではなく、これを置くためには専用のお部屋のある豪邸を作らなあかんのでは、うちのワンルームアパートでは隣室への騒音問題に加えてそもそもこんなデカいものを置いたら寝る場所がなくなってしまう・・(笑)などと思ってましたが、小型のものでも良い音質のものがあるんですね。

しかし、お店で聴いたような機種は1台が100万円~500万円の桁の価格ということは、これらを6台も持っておられる山中湖の楽器製作者の方ってやっぱりお金持ちなんですね・・・。はあぁ・・・。(確かにその意味があるか?って気もしますが。)

>蓄音器の良いところは、LPプレーヤーやCDプレーヤーと違い、それ自体で完結していて・・・
アンプ、スピーカーやケーブルは、別途購入する必要が全くありませんし、何よりも蓄音器を聴く分には、「電気代」も一切発生しないわけです

あまり深く考えてませんでしたが、そうなんですね!
お店の方がハンドルみたいなのを回していたのは何だろう?と思ったのですが、ゼンマイみたいな仕組みなのでしょうか?
外付けのアンプやスピーカーを使わないということは、機器本体の性能が本当に大切になってくるわけですね。

そして、「パラドキシカルIPAビール」、新宿か小田急沿線で飲めるお店を探してみようかなと思います。

URL | パオロロッシ #-

2014/10/05 12:22 * 編集 *

パオロロッシ様

> しかし、お店で聴いたような機種は1台が100万円~500万円の桁の価格ということは、これらを6台も持っておられる山中湖の楽器製作者の方ってやっぱりお金持ちなんですね・・・。

いや、山中湖の楽器製作者が所有しておられたHMV3台(100番台)は、先月シェルマンで使用された「HMV202」より大分小型のものですから・・・
おそらく一台あたり数十万円といった相場ではないでしょうか。
彼の所有している蓄音器の合計金額は、多めに見積もっても・・・
「クレデンザ2台」100万×2+「HMV3台+シネイ」200万≒400万円くらいといった感じでしょう。
蓄音器&SPレコードの場合、本当にお金がかかるのは、じつは・・・
ハード(蓄音器)ではなくて、ソフト(SPレコード)の方なんですね。
例えばこの前聴いた「フランク:ヴァイオリンソナタ」のアルバム(4枚8面)あたりを手に入れようとすると・・・
盤質が優れたものであれば、一式10万円は軽く超えてしまうのではないかと推定されます。
それで山中湖の方のように、2セットずつ購入し揃えていくやり方をし続けたら・・・( ゚д゚)
莫大なお金を、湯水のように投入するよりないわけですね( ゚Д゚)y

> お店の方がハンドルみたいなのを回していたのは何だろう?と思ったのですが、ゼンマイみたいな仕組みなのでしょうか?
そうです。完全なゼンマイ式です。

URL | Tomohiro OKUMURA #-

2014/10/07 23:35 * 編集 *

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