ヴァイオリニスト奥村智洋のブログ「こんな日々です」

音楽のこと・趣味の鉄道写真のこと・etc.

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ティボー(Vn)&コルトー(Pf)演奏による「ショーソン:コンセール作品21」 2014.6.22 

当ブログを熱心に熟読して下さっている方は、もうお見通しかと思いますが(^^ゞ
私は何事についても、“好き嫌い”がはっきりしている人間なんですね。

人の好き嫌いについても、私ははっきりしていまして(^^ゞ
私は誠実で真面目で、正直な人に対しては、好意や好感が持てる一方で・・・

大したことは何も出来ないくせに、やたら大風呂敷を広げたがったり(~_~)
殊更自分を大きく見せようといったような人間は・・・(~_~;)
はっきり言ってしまえば私は大嫌いですね(~o~)

残念ながら商業主義に骨の髄まで浸ってしまった現代では・・・
このような私が嫌いなタイプの人間は、音楽界にはウジャウジャ大量に生息していますし(~o~)
まぁ音楽界に限らずどの分野においても、このタイプの人間が跋扈しているというのが今の現状ですが(~_~)

音楽についても、私の好き嫌いははっきりしていまして・・・
私は自分が好きになれない音楽や、共鳴出来ない音楽については、一切弾きたいとは思いませんし(~_~)
もし大金を出されたとしても、一切関わりたくはありません(~_~;)

私は当ブログにおいては、普段は個人攻撃は一切しないことをモットーにしていますが(^^ゞ
あえて自分が嫌いな作曲家を一人だけ挙げるとすると・・・
その作曲家のイニシャルは「J・S」ですね。

・・・一応断っておきますと、私は「女子小学生」を略して、「JS」と書き記したわけではありません(^_^;)・・・

「J・S」の音楽は、私自身には良さが全く分かりませんし(~o~)
地上波のゴールデンタイムで流される「アイドルじゃんけん大会」の番組と同じくらい、くだらない内容と思いますし(-_-;)
どうして巷でこのような音楽がもてはやされているのかは、個人的には全く謎ですねぇ\(~o~)/

――最近私は新垣さん作曲の「シャコンヌ」を演奏して、YouTubeで動画を公開致しましたが・・・
それは「シャコンヌ」の音楽的内容に、自分は心から共鳴出来たというのが、演奏を実行した最大の理由でして(^o^)
新垣さんの不遇に対して義侠心が駆り立てられたという一面も、無きにしも非ずとはいえ(^^ゞ
もし私がこの作品を好きになれなかったとしたら、演奏も録音&録画も一切やらなかったでしょう――

その一方で、私がもっとも好きな作曲家を、一人だけ挙げるとすると・・・
それは断然エルネスト・ショーソン(1855-1899)なんですね(^o^)

ショーソンの音楽は地味ですし、巷でそれ程もてはやされているわけではありませんが(^^ゞ
旋律も和声も詩的で、本当に美しいですし(*^_^*)

「大風呂敷を広げて、自分を大きく見せよう」
などというような、私が嫌いなチャラチャラした要素は一切ありませんし(^.^)
常に宇宙の真理を追究するような、求道的な精神で貫かれています!

私はショーソンの音楽は少し聴いただけで、もうウットリと心ときめいてしまいますし(*^_^*)
心の底から感動してしまうんですね!!

ヴァイオリンで弾くことが可能な、ショーソンのオリジナル作品は、全部で5つありますが↓

ピアノ三重奏曲 ト短調 作品3(ピアノ、ヴァイオリン、チェロ)
コンセール ニ長調 作品21(ヴァイオリン独奏、ピアノ、第一ヴァイオリン、第二ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)
詩曲 作品25(ヴァイオリン独奏、オーケストラ伴奏)
ピアノ四重奏曲 イ長調 作品30(ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)
弦楽四重奏曲 ハ短調 作品35(第一ヴァイオリン、第二ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)

このうち「ピアノ四重奏曲」「弦楽四重奏曲」以外の3曲は、私はこれまでにコンサートで演奏したことがあります(^.^)

このなかでは「詩曲(ポエム)作品25」は、ショーソンのなかでは非常に有名な作品ですし・・・
私は一回オケ伴でも演奏したことがありますが(ちょっぴり自慢)、

それ以上に「ヴァイオリン、ピアノと弦楽四重奏のためのコンセール作品21」のほうを・・・
一回だけとはいえ弦楽四重奏団の一員としてではなく、「ソリスト」としてヽ(^o^)丿

ニューヨークの「リンカーンセンター」という檜舞台で演奏出来たというのが、私の自慢ですね!\(^o^)/↓
1チラシ表0619
1995年2月28日 リンカーンセンターアリスタリーホールでのリサイタルチラシ 表

2チラシ裏0619
同チラシ 裏

3チラシアップ0619
同チラシ プログラムアップ

「コンセール作品21」は独奏ヴァイオリン、独奏ピアノに弦楽四重奏を伴った、かなり変わった編成の室内楽曲ですが・・・
これは急-緩-緩-急の4楽章形式で書かれている、演奏時間30分を超える大作なんですね。

この作品は日本では残念ながら、演奏される機会がほとんどありませんが(^_^;)
非常に精緻な書法で出来ているし、洗練された成熟した内容を伴っていて(^o^)
間違いなくショーソンの最高の作品であると、私は確信しています!

ちなみに「コンセール」の出版されているスコア(総譜)は、通常の縦長楽譜ではなくて・・・
珍しく横長なんですね!(@_@)↓
4譜面最初0619
ショーソン:コンセール(作品21)のスコア 最初のページ

そのような私の大好きな、「ショーソン:コンセール」ですが・・・
最近私の日頃の行いが良かったせいか(^^ゞ

先週木曜日(6月19日)にとある場所で・・・
なんとジャック・ティボー(ヴァイオリン)&アルフレッド・コルトー(ピアノ)という両巨匠がのこした録音を(^.^)
最高の盤質のSPレコードで聴くことが出来ました!ヽ(^o^)丿↓
5SPレコード0619
ショーソン:ヴァイオリン・ピアノと弦楽四重奏のためのコンセール 作品21のSPレコード
独奏ヴァイオリン:ジャック・ティボー
ピアノ:アルフレッド・コルトー
第一ヴァイオリン:イスナール
第二ヴァイオリン:ヴルフマン
ヴィオラ:ブランパン
チェロ:アイゼンベルグ
録音:1931年6月1日&2日

いやぁこのSPレコード↑ですが、私が事前に想像していた以上に・・・
ものすごい最高の録音でしたね\(◎o◎)/!

今はやりのテクニックを見せびらかしたような、内容の薄いチャラチャラした演奏とは全然次元が違う・・・
本当に深い音楽的内容を伴った演奏で、私は深く感動してしまいました!

ティボーのヴァイオリンの音色は、非常に美しかっただけでなく・・・
作品に共感して深くのめりこんでいて、同時に自由自在でもあり(^o^)
私には到底思いつけないほどの素晴らしい表現で、全曲が貫かれていました。

これほどまでに脂の乗りきった、見事なティボーの演奏は、私は今回初めて聴きましたね!

それから深い音楽的思索を伴った、瞑想的なコルトーのピアノ演奏も、見事でした。

巷では良く
「コルトーはピアノのテクニックが無い、ダメダメなピアニストだよ」
などという、浅はかな意見も耳にしますが(・.・;)

私はその意見は「あり得ない」と思いましたよ!

コルトーは指が早くまわるといった、「見せびらかしの」テクニックは、持っていなかったかもしれませんが・・・
コルトーほど「音楽を自分の思う通りに表現できる」絶妙なテクニックを持ったピアニストは、他にいないですよ!

ピアノ、独奏ヴァイオリン&弦楽四重奏のバランスも、文句なく素晴らしくて
「これほどピアノも独奏ヴァイオリンもくっきり浮き立って聴こえるとは、マイクのセッティングは余程絶妙で、エンジニアも余程良い耳を持っていたんだろうな」
と私は非常に感心しましたし(^o^)

5枚9面にわたるSPレコード盤の状態も、全てに渡ってこれ以上ないというくらい良好でしたヽ(^o^)丿

今回は今後絶対にこれを超えるものは現れないだろうと思わせるほど、素晴らしい歴史的名盤を・・・
最高の盤質のSPレコードで(しかも竹針で!)聴くことが出来て、私はとても幸せに思いましたし(*^_^*)

「コンセール」という作品自体も、私は以前よりもっともっと好きになりましたね!\(^o^)/

奥村智洋
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カテゴリ: 音楽のこと

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Posted on 2014/06/22 Sun. 11:38    TB: --    CM: 2

この記事に対するコメント

ショーソンの作品、これまで不勉強で聴いたことがなかったのですが、「コンセール」のCDを探して聴いてみました。
本当に美しくてすばらしい曲ですね。大好きになりました。
紹介して下さってありがとうございました。

URL | パオロロッシ #-

2014/07/14 22:26 * 編集 *

パオロロッシ様

コメント有難うございました。
「コンセール」を聴いていただきまして、とても嬉しく思います。
「詩曲」&「ピアノトリオト短調」のほうも名曲ですし、私の大好きな作品ですので、機会がありましたら是非お聴き下さい。

URL | Tomohiro OKUMURA #-

2014/07/15 00:55 * 編集 *

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