ヴァイオリニスト奥村智洋のブログ「こんな日々です」

音楽のこと・趣味の鉄道写真のこと・etc.

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札幌の名曲喫茶「ウィーン」訪問 2014.6.16 

前回は予定を急遽変更して、直近で連載をしていた「北海道編」に代わりまして・・・

YouTubeにて「新垣:シャコンヌ」の演奏動画を公開したことについて、記事を書きました。

それで今回は話を元に戻して(^^ゞ
5/30~6/3北海道旅行の話の続きをさせていただきたいと思います。

私は6月2日(月)に、13時33分釧路駅始発の、JR北海道の特急「スーパーおおぞら8号」に乗って・・・
釧路から札幌まで、4時間以上かけて向かいました。

そしてその日は、札幌のホテルで一泊したわけですが・・・

6月2日の夕方には現在は札幌で暮らしている・・・
私の高校時代の(都立富士高校の)同級生K君と、久し振りに再会することが出来ました!

K君は今や一児のパパでして(^.^)
札幌にある某有名大学助教授という、素晴らしい要職にも就いています。

未だに結婚どころか彼女すら全く出来ない状態で(>_<)
中学・高校の非常勤講師を、細々とやり続けている私は(T_T)

“出世”という観点では、彼とは“トラック3周分”くらい、大きく差をつけられてしまいましたが(-_-;)

その夜K君夫妻は、私を「もいわ山展望台」観光に連れ出してくれまして(^.^)
そこからは札幌の素晴らしい夜景を、堪能することが出来ましたヽ(^o^)丿↓
1もいわ山展望台0602
もいわ山展望台から観た札幌の夜景

ところでK君と私は高校時代には、中野富士見町にあった「都立富士高校」から自転車に乗って・・・
中野の「クラシック」という名曲喫茶に、足繁く通っていたんですね。

「クラシック」は学校から自転車で20分ほどと、至近距離の場所にありましたが・・・

ここはドリンク一杯の注文だけがノルマで、食べ物の持ち込みは全然OKでしたし(^.^)
レアで貴重なLPも、数多く聴くことが出来ましたし(^o^)
アンティークな調度品に囲まれた、すこぶる居心地が良い店だったんですね!

残念ながら昔は東京に数多くあった名曲喫茶店の運命と同様・・・
「クラシック」という店も、今はもう無くなってしまったわけで('_')

そのような「絶滅危惧種」どころか、「壊滅状態」とすら言える名曲喫茶ですが・・・

なんと札幌には一軒だけまだ残って営業しているという情報を、私は事前に入手したんですね(^.^)

そこで
「札幌に行くからには、何はさておきその地に現存する、稀少な名曲喫茶だけは絶対に訪問せねば」
と私は考えました。

そして翌日6月3日(火)、新千歳空港から夕方羽田へ戻る飛行機に乗る前に・・・
その札幌の名曲喫茶「ウィーン」への訪問を、果たして来ました(^o^)↓
2名曲喫茶ウイーン0603
名曲喫茶ウィーン

名曲喫茶「ウィーン」は、1959年創業の老舗クラシック喫茶店で・・・
狸小路7丁目にあるんですね。

すなわちここは、札幌随一の歓楽街すすきのから伸びている、「狸小路アーケード街」の・・・
ちょうと西のはずれにあたるわけです。

私は開店時間11時30分になると、一番乗りで「ウィーン」に入店し・・・
早速音楽を聴く上での「ベストポジション」の席を確保しましたヽ(^o^)丿

その私の席から見た光景は、こちらです(*^_^*)↓
3スピーカー&アンプ0603

いやぁこの店のオーディオシステムは、全てマッキントッシュというメーカーで揃えられているようでしたが・・・
これ程巨大なスピーカーは、今までほとんど見たことが無かったですね!

ここのスピーカーは、「マッキントッシュXR290」というものですが・・・
1992年発売当初は、450万円という価格だったそうです(@_@)

そしてパワーアンプのほうは、「マッキントッシュMC2600」という真空管アンプでしたが・・・
4パワーアンプ0603
このアンプがスピーカー1個につき一台ずつ、「セパレートアンプ」として使用されていたことにも、驚かされました!

そしてここでは(昔の中野「クラシック」同様)曲のリクエストが出来るということを、事前に調べてありましたので・・・
「昔のヴァイオリン巨匠が演奏する、ブラームスのヴァイオリン協奏曲のLPをかけてもらえませんか?」
と私は店の方にお願いしました。

ちなみにここではLPだけではなく、CDもコレクションされていて・・・
CDから曲をリクエストすることも可能でした。
・・・この店のCDコレクションは、圧倒的にドイツグラモフォンレーベルのものが多いという印象でしたが・・・

ですがここは一旦“王道”として(^.^)
CDではなくLPによるこの店のオーディオサウンドの実力を、チェックしてみたいと思った次第です。

さて私のリクエストをもとに、かけてくれたLPですが・・・
意外なことにギドン・クレーメル独奏、カラヤン指揮ベルリンフィル演奏の「ブラームス:ヴァイオリン協奏曲」だったんですね。

私が当初希望していたものとは、少々はずれたものが提供されましたが(・.・;)

このLPからはハイエンドのオーディオシステムでしか表現出来ないような・・・
細部のディテールが、くっきりと充分に伝わってきましたし(^.^)

ここのオーディオシステムによる音質の傾向も良く把握出来たので、面白かったですね(^o^)

そして「ブラームス:ヴァイオリン協奏曲」の次の曲として(^.^)
私は自分が録音したファーストCD・・・
「ラロ:スペイン交響曲/グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲」をかけてもらうべく、店の方にお願いしました。

ところがお店のお姉さんからは
「済みません。リクエストは一人につき一曲に限らせてもらっていますので」
と、やんわり断られてしまったんですね(~_~)

私は必死に
「そこのところを何とかお願いします」
「今日のためにわざわざ東京からここまでやって来ました」
「このCDは自分が演奏しているものでして」
などと言葉を尽くして、平身低頭お願いしたところ・・・

最後にお姉さんは折れてくれて
「それでは『ラロ』のほうで良いですか?」
と、「ラロ:スペイン交響曲」の自分の録音を、聴かせてもらえることになりました(^.^)

私はこれほどまでにハイエンドなオーディオシステムで、自分のCDを聴いた経験が、これまで一度も無かったため・・・
「ラロ」が再生されていた間、ずっと陶酔しつつ(*^_^*)
ウットリと聴き入ってしまいましたが(^^ゞ

その間他のお客さんから、曲のリクエストが入ることが、一度も無かったせいか・・・

「ラロ」に続けて「グラズノフ」のほうも、そのまま全曲聴かせてもらえたんですね!

このCDの再生が全て終わると、店のマスターが、
「これを演奏したのは、お宅さんでしたか?良い演奏でしたねえ」
と褒めて下さいました(^o^)

その上更に続けて
「日本人の演奏には、全く聴こえなかったですよ」
とも仰っていただいたんですね(*^_^*)

「日本人のように聴こえない」というのは、じつは・・・
私にとりましては、最高の褒め言葉でしてヽ(^o^)丿

そう仰ってもらえたのは、私は非常に嬉しかったですね!\(^o^)/

マスターには私の演奏を、よほど気に入っていただいたようで(^o^)
会計の際に私のセカンドCD「アンコール!!」のご購入までしていただきました!(*^_^*)

そうそうこちらでいただいたドリンクの話を、すっかりし忘れておりましたが(^^ゞ
私が注文したのは、「ブレンドコーヒー」でした↓
5コーヒー0603
ブレンドコーヒー 480円→400円 平日昼間割引(13時まで)

↑非常に味わい深く美味しいコーヒーを、「昼割料金」で飲むことが出来たのも、嬉しかったですね!

奥村智洋

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カテゴリ: 音楽のこと

[edit]

Posted on 2014/06/16 Mon. 23:52    TB: --    CM: 8

この記事に対するコメント

すばらしい、

いえ本当に、素晴らしい演奏は人の心を打つものです。
クラシック需要は極貧ですが、やはりいいものはいい。
美術や芸能や芸術もそうですが、でも良いから継承伝達創作発展したいです。
音楽に限らずそうです。が、実際理解する方って少ないですよね。
解らないというか伝わらないのはどの分野でもそうでしょうけれど。

URL | みー #-

2014/06/17 01:31 * 編集 *

みー様

コメントいただき有難うございます。
昨今の日本はチャラチャラした人がやたら多かったり、インチキが簡単にまかり通ってしまうなど、嫌な面がとても目立ちますが(~_~)
一方音楽や芸術の真の価値を理解出来る人も、確かにおりますし(^.^)
――実際「ウィーン」の店の方は、2人ともすごく音楽が分かる人達でしたし――
地道に伝統文化を継承しようと努力している人も、探せば多数おりますので(^o^)
その点は希望を持っても良いのではないでしょうか。

URL | Tomohiro OKUMURA #-

2014/06/18 00:00 * 編集 *

ということは・・・

わたくしはサッポロのウイーンで奥村さんのラロを拝聴できる!という寸法になったのでごさいますね!
2回出向けば、アンコールの方も。
楽しみでございます(^-^)

URL | Koh Tanaka #aFUcaUKI

2014/06/18 07:56 * 編集 *

クラシックの後継

奥村さん

いつも読ませていただいています。昨年市ヶ谷でお会いした富士高校の同級生です。

中野のクラシック、懐かしいですね。閉店して取り壊されたときは悲しかったなぁ。
実はお隣高円寺に、クラシックのファンの方が、雰囲気を引き継いだ名曲喫茶を営業されています。何度か行きましたが、結構いい感じでしたよ。ご参考までに記事を載っているページを書いておきますね。

http://news-act.com/archives/37087858.html

URL | 同級生I #-

2014/06/18 12:58 * 編集 *

Koh Tanaka様

いえ、ブログ記事中で書き忘れてしまいましたが(^^ゞ
「ラロ/グラズノフCD」は私が店に持ち込みしたものでして、聴き終わった後は店に置いていかずに持ち帰ってしまいました。
よってウィーンのコレクションにある私のCDは、「アンコール!!」1枚のみです。
誤解を招くような書き方をしてしまい、済みませんでした<(_ _)>

URL | Tomohiro OKUMURA #-

2014/06/18 20:02 * 編集 *

同級生I様

この度はコメントいただき有難うございました。
高円寺の名曲喫茶「ルネッサンス」につきましては、私も存在は知っていましたが、一度も足を運んだことはありませんでした。
もうひとつの「中野クラシック」の後継店とも言うべき、阿佐ヶ谷の「ヴィオロン」には、これまで2回ほど行きましたが。

機会があればぜひ「ルネッサンス」にも行ってみたいと思います。

URL | Tomohiro OKUMURA #-

2014/06/18 20:03 * 編集 *

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