ヴァイオリニスト奥村智洋のブログ「こんな日々です」

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京都・大阪でインドカレー店めぐり 後編 2013.2.28 

前回からの続きです。

19日(火)夕方は京都を脱出し、大阪まで遠征しました(^.^)

午後5時半頃阪急烏丸駅から阪急京都線の電車に40分ほど乗り、終点梅田駅の2つ前、南方駅で降りました。
そしてそこから大分迷いつつ(^^ゞ、徒歩5分くらいの場所にある「インド料理 カジャナ」に行きました↓
8カジャナ0219
カジャナ

「カジャナ」のメニューを見ると、ほとんどありきたりの“北インド料理”しかないように一瞬思ってしまいますが・・・
じつはこの店のオーナーご夫妻は、西インドのグジャラート州出身だそうです。
そしてこの店ではグジャラート料理も常に(ランチもディナーも)食べることが出来るということで・・・
それがこの店の真骨頂ということは、私は事前に学習しておりました。

西インドの“グジャラート料理”は、“南インド料理”や“ベンガル料理”以上に、おそろしいほどマイナーです。
おそらく東京には西インド料理の店はひとつも無いのではないでしょうか。

実際日本にあるインド料理店の99%では、“北インド料理”を出しています。
正確には“北インド料理”にプラス、イギリスではやっている「バターチキン」や「ティッカマサラ」を合わせて出している、と言った方が良いでしょうか。

自分の故郷の料理とは全然違うけれども、日本人向けに仕方なく北インドカレーとナンを出しているインド人シェフは、非常に多いでしょう。
自分の故郷の料理で勝負したくても、それで日本で商売としてやっていくのはとても厳しいので。

・・・もっとも「どうせ日本人は味が分からないから、カレーは適当に手抜きして“味の素”で仕上げて、ナンでもつけて出しとけ」などという、ろくでなしもいるかも知れませんが(^^ゞ

ヴァイオリン界でも似たようなところがあって、例えば私なんかはサラサーテの「チゴイネルワイゼン」は全然好きではないし、とくに人前で演奏したくもないのですが・・・
日本では「ヴァイオリン曲=チゴイネルワイゼン」という図式があって、「チゴイネルワイゼンを弾いてくれ」というリクエストは、(とくに地方に行くと)非常に多いんですね。
仕方なく私は気が乗らないまま(大して練習しないまま)、チゴイネルワイゼンを人前で弾く羽目になってしまいます。

(一応お断りしておきますが、私は大半のサラサーテの作品は大好きですし、とくに作品30以降はもっと評価されて然るべきだと思っていますが)

話が大分横に逸れましたが、「カジャナ」では一応保険として(^^ゞ“北インドカレー”のメニューを揃えつつも、同時にグジャラート料理もいつでも提供しています。
その上ランチで出すグジャラート料理と、ディナーで出すグジャラート料理は、内容が全く異なります。
これはたいへん、志が高いと言えましょう!

私は今回店に入ると、まずアルコール度数が高い(7.5%)インドビール「ヘイワーズ5000]を注文しました↓
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ヘイワーズ5000 630円

10ナッツ0219
↑ビールにはナッツのおつまみもついてきました(^o^)

そして料理の方は当然、「グジャラートディナーターリー(1,890円)」を注文しました。

グジャラート州はガンジーの出身地として知られています。
そしてこの地域は玉葱やにんにくさえ食べない、厳格なベジタリアンが多いようです。

オーナー夫妻も当然ベジタリアンですし、「グジャラートディナーターリー」にも肉・魚は一切入っていません。

「グジャラートターリー」とはどのような料理なのか、実際出てくるまで皆目見当もつきませんでしたが・・・

まずトマトスープが来ました↓
11トマトスープ0219

なんと言いましょうか、私が知っている常識的なインドのスープ(ラッサムとかサンバルとか)とは、まったくかけ離れていましたね!!
このトマトスープはかなり甘めの味付けだったのには驚きました(@_@)

次に「ゴースリ」という、ビーンズ(豆)サラダが来ました↓
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↑これはチリビーンズ、ひよこ豆、ムングダルなど五種類の豆が使われているようです。

これほど沢山の種類の豆を一遍に食したことは、これまで一度もありませんでした。

この時点では分かっていなかったのですが、この後も新手の豆料理が続々登場するんですね(*_*)

続いてターリーが来ました↓
13グジャラートディナーター
中央:ドクラ(米と豆を原料に蒸し焼きにしたもの)
 左:キチュリ
左上:ダルカレー
右上:ポテトと豆のカレー
 右:カディ(上澄みバターとヨーグルトのヘルシースープ)
 下:バクリー(粗挽き全粉で素朴なパン)

いやぁ本当に全てにおいて、これまで見たことや味わったことが一度も無いものばかりでした。
まさに全てが、未知との遭遇でしたね(@_@)

「バクリー」は食べ慣れていた他のインドのパン(ナン、ロティ、チャパティーなど)と比べて、大分酸味がありました。
「カディ」も普通のライタやカードと違って、ギー?が入っていて甘めの味付けの、不思議なヨーグルトでした。
カレーも甘くもあり辛くもあるという不思議なもので、素朴な味わいもしました。

一番驚いたのは、「一体何種類の豆を使っているんだ???」というくらい、豆豆豆のオンパレードだったことです。
「ダルカレー」にも5種類くらいの豆が使われていましたし、もうひとつのカレーにも違う豆が入っていました(笑)

ともあれこういう料理を毎日食していれば、健康に過ごせるでしょうねぇ(^_^.)

ターリーの料理を食べ終わると、アイスクリームが来ました↓
14アイスクリーム0219
アイスクリームガジャハルワ添え

アイスクリームには「ハルワ」という人参を甘く煮たトッピングがかかっていましたが・・・
これは美味しかったですね(^o^)

人参が嫌いな子供にこのアイスクリームを食べさせたら、皆人参が好きになるのではないでしょうか!

最後にチャイが来ました↓
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十分甘みが効いた、すばらしい味わいのチャイでした(^o^)

ここのチャイが大変おいしかったので、この店プロデュースの「マサラチャイセット(980円)」も購入しました↓
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スープに始まり食後のチャイに至るまで、グジャラート料理のフルコースをいただきましたが・・・
これで1,890円という価格は、たいへんリーズナブルではないでしょうか\(^o^)/

東京でもし同じものを食べようとすると、3千円以上かかるのは確実でしょう!
(東京には現在、グジャラート料理の店は存在しませんが(^^ゞ)

ここでは普段は絶対食べられない、マニアックな料理をたくさん堪能することが出来、満足しました!
またここに行く機会があれば、グジャラート州の隣、ラジャスタン州の料理や、ゴアのポークビンダル―、ゴアフィッシュカレーなんかも食べてみたいですね!

翌日20日(水)は昼前に京都で寺院めぐりを終えた後、JRで京都駅から大阪駅に向かいました。
そして大阪駅からは徒歩30分ほどかけて、JR東西線新福島駅近くにある「亜州食堂チョウク」に行きました。

「そこに行くんだったら、福島駅まで電車に乗れば、それ程歩かずに済むではないか」

という声も聞こえてきそうですが・・・

京都⇔大阪と、京都⇔福島では、運賃がかなり違うんですね。

JRの京都⇔大阪は阪急や京阪と競合しているため、運賃が安く設定されています。
京都⇔大阪の普通運賃は540円ですが、京都⇔福島の普通運賃は690円と大分差があります。

そのうえ京都⇔大阪には「昼間特割きっぷ」という格安な回数券もあるんですね(^.^)

「昼間特割きっぷ」は平日10~17時と土休日に使用出来る、12枚つづりの回数券でして・・・
「昼特きっぷ京都⇔大阪」は3,670円で発売されています。
一枚当たりに換算すると、わずか306円なんですね!

私は京都の金券ショップで、この「昼特きっぷ京都⇔大阪」を一枚340円で入手し、今回使用しました。

さて「亜州食堂チョウク」ですが、“インド料理店”というよりは“アジア屋台料理店”と紹介した方が適切かもしれません。

私はこの店に昨年10月15日に初めて行きまして、曜日変わりメニューの「ノンベジタリアンミールス」を食べました(10月17日付記事)。

私はそれまで南インドのミールスには、それ程興味も無く、美味しいとも思っていなかったのですが・・・
ここで食べたミールスは衝撃的に美味しかったし、そのときミールスの素晴らしさに開眼しましたね!

それ以来ミールスにはかなりハマり、今では大森の「ケララの風Ⅱ」にも良く通っています。

昨年「亜州食堂チョウク」で食べた「ノンベジタリアンミールス」は、曜日替わり・月曜日限定ですが、「ベジタリアンミールス」はここではいつでも食べることが出来ます。

今回はその「ベジタリアンミールス」にしようかとも思いましたが・・・
曜日替わり・水曜日限定の「潮州 肉骨茶(パクテー)」も非常に気になってしまったんですね。

今度いつ水曜日に、大阪・福島に行けるか分からないし(^^ゞ
美味しいベジタリアンミールスは大森でいつでも食べられるということで・・・
今回はパクテーを注文しました↓
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潮州 肉骨茶(パクテー) 900円 日本米→ジャスミンライス変更+100円=1,000円

ランチタイムということで、パクテーには中国茶(お湯お替り可)のサービスもつきました(^.^)↓
18中国茶0220

パクテーはマレーシアもしくはシンガポール発祥の屋台料理です。
華僑の影響も強いとは思いますが、中国の屋台料理とは大分違いますね。

お店の方から「スープはごはんにかけて、おじやみたいにして食べるのが現地流」とか、「お肉はタレにつけて」とかいろいろ教わりながら食べましたが・・・

パクテーめっちゃおいしい\(^o^)/

骨付きの豚肉は良く煮込まれていて、ものすごく柔らかくて味も素晴らしかったし・・・
醤油みたいなタレ(醤油ではないけど(^^ゞ)もトウガラシの辛さが効いていて、絶妙な味わいでした。

アジア飯というのは、本当に最高ですね~\(^o^)/
こういう料理を食べると、琴線に触れるというか、自分のルーツを思い知らされる気もします。

私はいつかインドだけでなく、東南アジアも旅行してみたいものだと、強く思いました。

奥村智洋
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カテゴリ: その他

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Posted on 2013/02/28 Thu. 23:58    TB: --    CM: 0

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